オークション代行について

オークション代行ビジネスがあるのですが、

ある大手がID停止になってしまったみたいです。


やはり大変なビジネスだなと思います。


理由としては、商品を預かるお客様、オークションの落札者と２種類のお客様に

丁寧に対応する必要があるからです。


相場が良いときはいいのですが、

現在のように相場が下がっている時期には、必然的に平均売上が下がり、

預けたお客様の満足度も下がり、いただく手数料の額も少なくなってしまいます。


かといって、大きな手数料をいただくわけにはいかないのです。

「とりすぎ！」と思われてしまうからです、


また、出品中の商品を預けたお客様がみて、いろいろと指図してくることもあります。

「あの商品説明はない。こう変えてください。」
とか
「写真が悪いです。こういう風に撮って。」

などと。預けたお客様は良かれとおもっていってくださるのでしょうが、

対応する方はなかなか大変です。

やることも多すぎるからです。


たくさんの人を使ってこれらをこなしていると、人・モノ・金を非常に早くまわす必要性があるため、業務でミスも出やすくなります。

すると、取引が雑になり、資金繰りの苦しさもあって、オークション落札者との取引も丁寧にできなくなります。

そのあたりで評価も悪くなっていくと余計に悪循環なのです。



つまり「労多くして益少なし」がオークション代行ビジネスの現状だと思います。


実は私自身も独立後1年はオークション代行を主軸にしていましたが、

１年できっぱりやめました。


いまはやめて正解だったとつくづく思っています。


代行ビジネスをさせている方の苦労は手にとるようにわかります。

頑張っていただきたい、としかいいようがないです。