任天堂赤字に思う。
任天堂が大幅赤字に転落しました。
円高で海外の売上が大打撃ですが、これはいつものことで、
ここ20年くらい、あまりそれはかわっていないでしょう。
3DSの値下げがうらめってしまったのが大きく痛い。
値下げしなくても、ジリ貧だったとは思いますが、やはり、ソフトが揃ってからの値下げのほうが、
タイミングはよかったですし、1万円の値下げは、ユーザー不審をいだいたと思います。
それはともかくとして、ここ最近思うのは、ゲーム業界もそうなんですが、
個人の時間をどれだけ占有できるか?の勝負となってますね。
ソーシャルゲームのディーエヌエーやグリーが大幅躍進しているのも、
簡単なゲームでやみつきにさせる仕組みを、携帯電話という、いまや誰しももっている
端末でいつでも、気軽にできること。
これが大きいと思います。(課金の仕組みが好きではないですし、私はしていませんが)
iPhoneだってそうなっています。アプリ搭載により、いつでも、どこでも、好きなことができるのです。
やはり、携帯電話という誰もが肌身離さないコミュニケーションツールに
それらの娯楽機能を詰め込んでいることが大きい。
3DSでも、Wiiでも、インターネットにつなげますし、今度でるVITAもネット接続できます。
その点携帯電話は、パケホーダイのおかげで、多額の費用はかかりませんし、
スマートフォンは画面も大きい。
理由は、「客単価が高い」から。
携帯電話の小さい画面だったら、よくわからなかった、商品内容も、スマートフォンで写真を拡大できる。
大きく写せるので、商品イメージがわきやすいのです。
すると、ますますスマートフォンのようなものの個人の時間占有率があがるのです。
この占有時間が大きいですね。
そこから、お金をいただくような仕組みが小売の鍵となりそうです。
いずれにせよ、個人の時間を占有するものは何か?に商売人は鼻をきかせないといけないですね。